手を使うと開運するって?
〇手と神社
神社に行くと、いろいろなことをします。
拍手。大きな鈴を鳴らす。おみくじを買うとそれを枝に結びつける。柄杓で水をすくう。
手を使うことが多いと思いませんか?
日本人は手を使うことを大事にしてきました。古神道では、手が魂に影響を与えているものと考えて、行としていました。
体の調整、指の調整を同時に行いつつ、脳にも良い影響を与える方法を見つけ出していたのです。
日本人の繊細な工芸作品には、手を使い、木や竹などの素材を使った作品が多いです。
手を使うことは開運につながります。
というよりも、未来へにつながる道を歩んでいることでもあるのです。
〇手と脳
まず、手はアンチエイジングにも大事です。手先を使った作業は、脳の衰えを防ぎます。お医者さんが、指を使った体操がいいよと勧めることもあるくらいです。
指がしなやかに動いて、ピアノの鍵盤をたたいたり、編み物をして作品を作ったりすることができると高齢になっても生き生きと生活することができます。
〇手を使う人が見ている未来
疑問に思う方もいるでしょう。
今の時代に、手を使うだって?
今どき、機械がたくさんのものを作っているのでは?
と思うかもしれません。
ピアノも自動で音が出るものもありますし、手芸や工芸作品は、自分で作らなくても、機械で作られたものがあります。安価で作られたものを買えばいいと思っている方もたくさんいます。
自動化やAIの時代に自分で物を作るなんて時間の無駄と考えている方も多いでしょう。
しかし、実はコレ、逆なんです。
今、世界では、自動化、機械化の流れとは逆行するかのように、人間が自分で工芸作品を作り、デザインに活かそうとするムーブメントが起こっています。機械化、自動化がある程度進んだ後、人間の復興が起きているのです。
〇手で開運は時代の流れ
手工芸をやり、マーケットで販売している人たちは、直感的に人間がどのように生きていけばいいのかを理解しているのです。
機械化、自動化、AIの時代には、自らのイマジネーションを使って構築する力が必要になります。
手を動かし、自分の、まだ世に知られないブランドをイマジネーションの中で構築しながら、作品を作っています。作品が高く売れなくて悩んでいるかもしれませんが、それでもこうした活動は、時代に沿った生き方をあなたに教えてくれます。
標準のレストランは、いずれ、ロボット調理になるでしょう。だからと言って、すべてのレストランがロボット調理になるわけではありません。創造性を刺激し、見るものの感情を動かすことができるのは、人間だからです。